杏 漬けてます

今年も杏の季節が(3週間ほど前に)やってきた。

例年よりも、冬が長く居座り続けていたせいか、傷があったり、デコボコした杏が多い。
傷があるものは漬けているうちに中身が出てきてしまうので、それらだけより分けて、塩漬け作業を開始した。

去年の杏干しは、塩分18%、白ワインビネガー(杏1kgにつき35g)、アルコール度数30%のグラッパ(杏1kgにつき35g)で漬けたのだけど、今年はグラッパを切らしていたので、食用アルコール(95度)を1kgにつき10g使用。
食品保存用のビニール袋を二重にして、500ccペットボトルで重しをするのも去年と同じ。

漬け始めてから二、三日後に皮が破けてしまった杏があった(小さい傷を見逃していたらしい)ので、取り出して、果肉をつぶし、ハチミツを混ぜ合わせてからレンジで加熱してみた。
「梅びしお」ならぬ「杏びしお」の出来上がり。
おにぎりの具にしてみたらおいしかった。


ところで「1年寝かすのを我慢できないかも」と心配していた去年の杏干しは、冷蔵庫の奥深くに隠していたおかげで、無事に生き残っている。
先週「どうかな?」と味見をしたら、杏っぽさがかなり緩和されて、限りなく梅干に近い味になっていた。

うれしいな。
チビチビ食べよう。