仕事の先生
ぼん(中学2年生・13歳)の学校に「仕事の先生(Maestro di lavoro)」がやってきて、お話をしていったらしい。
ぼん:今日、仕事の先生が来た。
私: 誰それ?
ぼん:さぁ?
私: 高校の種類(イタリアの高校にはいろんな種類がある)とか、
どんな風に選んだらいいかとかの話をしたの?
ぼん:んー、そうじゃなくって、将来働く時のために、
今からしっかりやっておいた方がいい事とかについて話してた。
私: へぇー。何をした方がいいの?
ぼん:いろんな情報に触れるために情報処理技術を利用するための知識と、
あともう一つは英語。
私: あぁ、英語ができたら格段に触れる情報の幅が拡がるからね。
ぼん:ううん。
英語ができたら、イタリアで仕事が見つからなくっても他の国で働けるから。
私: へぇー。
じゃ、他の国に行くんだったら、一人で生活できるようにもしなくちゃね。
このお皿片付けて。
ぼん:OK
いつもは渋々でしかテーブルの後片付けをしない彼も、この時だけはテキパキ動いていた。
仕事の先生、もっと頻繁に話しに来てくれないかな。